枝野幸男幹事長は26日の定例記者会見で、同日開かれた与野党幹事長書記局長会談の内容について報告し、自民党の谷垣幹事長から(1)今国会でのTPPの審議を見送る(2)震災対応のため補正予算を組む――との提案があったと説明した。

 枝野幹事長はこれらの点につき、「TPP関連議案はいったん廃案にして仕切り直しをするのが筋だ。秋の臨時国会で審議しようというのなら、西川委員長の著作物の問題、法案をまとめて1本にしている問題、甘利前大臣が国会で説明することについて、(政府・与党は)対応を準備してほしい」と求めた。

 震災対応の補正予算については、「震災対応の名に隠れて、それ以外のものを混ぜないようにしてほしい。使い道を確定できないので予備費ということで計上するなら、定期的に野党の意見を聞く場をつくってほしいと要請した」と述べた。