民進、共産、生活、社民の4党の幹事長・書記局長が13日午前、野党連携協議会を国会内で開き、(1)参院選での協力(2)野党共同提出法案(3)衆院が解散された場合の協力(4)沖縄県議選での協力――について協議した。

 協議会後に記者団の取材に応じた枝野幹事長は、「参院選に向けてできる限りの協力をすることに尽力するなかで、確実に25選挙区で野党候補を一本化できたことを確認した」と報告。「与党と反安倍勢力が一騎打ちになるように引き続き努力していく」と述べ、引き続き参院選に向けて野党一致して努力することを表明した。

 野党共同提出法案については、今国会だけで衆院では10本、参院では3本の野党共同提案の議員立法があり、安保廃止法案をはじめとして、子育て・保育、労働、家族法、会社法、金商法など幅広く国民生活を守るという観点から4党で協力して成立に向けて努力していくことを報告した。

 衆院解散した場合の協力については、「そもそも任期の半分も来ておらず、熊本では多くの避難民がいるなかで解散することは論外であると4党が認識を一致させた」と述べた。ただ、安倍総理は熊本の方々を考えず解散する可能性は高いということでも一致しており、できうる限りの協力をし、協力が大きくなるように努力していくことを確認したと報告した。

第190通常国会での野党共同提出法案

第190通常国会での野党共同提出法案

 また、27日から沖縄県議会議員選挙であり、各党立場が若干違うが、しっかりとお互いに支えていくことの努力をすることは確認したと述べた。

野党連携協議会に臨む4党の幹事長・書記局長

野党連携協議会に臨む4党の幹事長・書記局長

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