岡田克也代表は19日午前、東京・有楽町駅前で開かれた野党党首と市民連合の合同街頭演説会であいさつした。

 この中で岡田代表は、「この参院選で道を誤るともう後戻りできない。日本の国のあり方がかかっている大きな分かれ道だ。市民の皆さんが私たち政党と一緒になってこの選挙をぜひ勝ち抜こう」「昨年の安保法制を巡る議論では、皆さんから勇気をいただきながら国会で戦うことができた。しかし最後は力で押し切られてしまったことは悔しい。憲法解釈を力で変えてしまうということは、民主主義国家として恥ずかしいことだ。もう一度これを白紙に戻そう」と2千人を超える参加者に訴えた。

 「安倍総理は日本国憲法の平和主義を、侵略戦争をしないことだと言っているが、これは(国際法上)当たり前のこと。国際紛争を武力で解決することはしないという70年前の決意こそが憲法のうたう平和主義だ。安倍総理がやりたいことは、憲法9条の第2項を変えることだ。これでは憲法の平和主義が死んでしまう。それを阻止するためには皆さんの力が必要だ。私たちも頑張るが、どうか皆さんから呼びかけてもらいたい。次の世代のために間違いのない道を選ぼう。私たち政党と一緒になって、大きく輪を広げていただきたい」と呼びかけた。

野党党首と市民連合合同街頭演説会