岡田克也代表は22日午後、遊説先の長野県松本市で記者団の取材に応えた。

 演説の中で「与党の過半数を断固阻止」と発言したことについて、「これは参院選の目標か」と問われ、「与党が過半数を目標にしているなら、それをぶち破るのがわれわれ野党の目標だ」ときっぱり答えた。

 青いネクタイは民進カラーかとの問いには、「これは辻元清美役員室長の命令に従った」と述べた。

 限られた選挙戦でどう回って行くのかと聞かれ、「数ではない。国民の皆さん一人ひとりに、この選挙の重要性、日本の平和主義が壊されようとしていること、経済成長が全てみたいな形で格差が広がり、生活が壊されている流れを変えないとまずいこと、財政出動で残されるのは無駄なものと借金だけ――この国にはそんな余裕はないと訴えていく」と述べた。

 北朝鮮がミサイルを発射したが、総理と官房長官が官邸を留守にしていたことについての受けとめを問われると、「北朝鮮のミサイル発射は一番の問題だ。しかし、政府がそんなことで大丈夫なのか。もしミサイルが着弾ということになった場合はしっかり総理なりが指示しなければいけない。しかし誰もいない状況でそういうことができるのか。私は何回も警告を発してきた。われわれが政権時代には、北朝鮮問題が起きた時に東京に閣僚が詰めた対応をしてきた。国の安全をおろそかにする安倍政権の姿勢は理解できない」と厳しく批判した。