安住淳民進党国会対策委員長(宮城県連代表)は28日、仙台駅前で開かれた野党合同街頭演説会に参加しマイクを握った。

安住国対委員長

安住国対委員長

 安住国対委員長は、全国に先駆けて宮城で野党候補の一本化が進み、野党統一候補擁立の流れが全国に広がったことについて謝辞を述べ、野党共闘を進めた背景に、日本の民主主義が危機にひんしているという認識があることを示した。

 集団的自衛権の行使が憲法違反であるという見解について、「これは民進党や共産党だけなく、昔から自民党政権もダメだと言ってきた。今の総理も10年くらい前には、集団的自衛権はダメだと言っていた。なぜ去年になって急によくなったのか。戦後やってきた道を踏み外してはならない」と、戦後引き継がれてきた方針を数に任せて変える自公政権の手法を批判した。

 また、アベノミクスによって格差が広がり、中間層が貧しくなっていることについて、「貧しいものがもっと貧しく、豊かなものがもっと豊かになったら、いずれ日本の社会は大きな亀裂を生む。これも戦後来た道から踏み外すことだ」と強い懸念を示した。

 「皆さんの力をこの選挙区では桜井充候補に貸してほしい。皆で民主主義が戦後来た道を守っていこうではないか」と聴衆に呼びかけ、応援の掛け声が飛ぶ中、共産党の志位委員長や社民党のつじ隆一仙台市議会議員らと手をつないで野党共闘を力強くアピールした。

手をつないでアピールする安住国対委員長ら

手をつないでアピールする安住国対委員長ら