枝野幸男幹事長は5日、東京都江東区で参院選党公認の小川敏夫候補の応援演説を行った。
小川敏夫候補
小川敏夫候補は、参院議員3期の現職であり4期目を目指す。裁判官、検察官、弁護士と法曹としての経験も豊富であり、「国会の鬼検事」として「政治とカネ」の問題に斬り込んでいくとアピール。自民・公明両党が推す東京都知事が2代続けて「政治とカネ」問題で辞任に至ったことなどを厳しく批判した。経済については、「アベノミクスは働いている人は生活は苦しくなる。物価が上がっても賃金が上がらない。時がたつほど年金が目減りしていく」と指摘した。小川候補はまた、憲法と平和の問題について、「安倍総理のような暴走する方に憲法改正を一気にさせてはいけない。国民で議論し、日本をしっかり守ろう」と訴えて支援を求めた。
枝野幸男幹事長
枝野幹事長は、安倍総理や自民党が「野党が批判ばかりしている」という批判ばかりをしていると指摘し「私たちには対案がある」と述べた。その1つとして「高齢者の皆さんの財布のひもを緩めたい」ことをあげた。枝野幹事長は「多くの皆さんが老後の貯えを積み重ねてきたはず。老後になっても使えないのが問題。医療、介護、年金、いま元気な時には良いが病気になったら大変だから、その時のために貯えを減らしたくないから、財布のひもは緩まない。介護の安心が高まれば財布のひもは緩み、充実した老後になり消費が伸びる」と訴えた。そのうえで「1個1個は小さいかもしれないが、普通の人が豊かになる底上げを行っていく、これこそが堂々たる対案だ」と述べた。
「もう一人はず抜けている。定数6人なんだから1番じゃなくても2番で良い。しかし6番と7番は大違い。小川敏夫さんは大激戦。みなさんの貴重な1票が結果に影響する。何とか国会に送って『政治とカネ』について戦ってもらおう」と枝野幹事長は小川候補への支援を訴えた。