蓮舫代表は２３日午後、訪問先の長崎市内で記者団の取材に応じた。

　先の参院選を踏まえ、今後の長崎県内での衆院総選挙への戦い方について問われ、「全ての選挙区に公認の候補者を立てる。そのための最大限の努力をしている」と答えた。

　長崎入りの理由を聞かれた蓮舫代表は、「（夫の故郷でもあり）気持ちが温かい。今日の街頭演説では女性を中心に立ち止まっていただいた。訴えたかったことは、民進党は批判だけではなく、考え方や提案を持っているということだ」と答えた。

　前原誠司衆院議員をトップとする生活保障改革の総合調査会を設置する方針の狙いについては、「特に社会保障とわれわれの経済政策の整合性を理論で構築してもらいたいと依頼した。代表選の時の前原さんの『オールフォーオール』、玉木雄一郎議員の『子ども国債』、私の主張していた『安心の好循環社会』、この全ては重なっている。１年を目途にまとめてもらいたいとお願いしている」と述べた。

　次期衆院選への意気込みについては、「選挙がなければ、私たちの仲間も増えない。そういう意味では、いつ選挙があっても戦える環境を整えている。争点としては、経済政策やエネルギーのあり方、子どもへの投資、人への投資を引き続き掲げたい」と決意を語った。