野田佳彦幹事長は6日、訪問先の岐阜県で記者団の質問に答えた。

 週明けからの国会対応に関して自民党の下村幹事長代行がテレビ番組で「山本農林水産大臣が辞職する必要はない」との考えを示したことへの受け止めと野党の対応を問われ、「重要なTPPの議論を2回にわたって失言で茶化した人。ここまで混乱した責任を当然重く感じてもらわないといけない。本来ならば出処進退は本人の判断に委ねるべきだと思うが、今下村さんの発言にあったように、自民党としてそれを守っていこうとするならば、われわれは不信任も視野に入れた対応をしていかざるを得なくなると思う」と語った。

 衆院本会議への対応については、「まだどうなるか分からないので、議長や議運委員長がどういう対応をするのかよく見ていきたいと思う。また、議運の場ではTPP特別委員会の採決は強行採決で、われわれとしてはこれまでの合意を無視した内容であり、それを厳しく指摘し、審議のやり直しを主張していかなければいけないと思うので、その関連のなかで判断していく」と考えを語った。