民進党の蓮舫代表は7日、長妻昭衆院議員、7月に実施される東京都議会議員選挙の党公認候補予定者である浜田浩樹(はまだ・ひろき)元渋谷区議らとともに京王線笹塚駅前で街頭演説を行った。
蓮舫代表は、浜田候補予定者について、「この渋谷区をどうやったら暮らしやすく、子育てがしやすく、人生の先輩方が生活をしやすいまちにしていくことができるか、ずっと取り組んできた」と紹介。「オリンピックが終わったあと、東京は3人に1人が65歳以上。高齢化する東京で減っていく子どもと増えていく高齢者、減っていく生産年齢人口の中でどのようにバランスしていくかが都政には問われる。都知事を応援するときには応援し、間違ったときにはその暴走を止めて、議会が行政の監視をできるような政治をなんとしても実現したい」などと訴えた。
長妻議員は、「あまりにも今の安倍内閣はおごっているのではないか。閣僚の失言やとんでもない不適切な行動。安倍内閣の支持率が下がらないからなんでもいいというような行動が目につく。民進党は野党第1党ととしてきちっと提案と追及とを繰り返していく」と国政への取り組みについて話した。
浜田候補予定者は、「今、東京都政についてさまざまな報道がされているが、これからの都議会を改革するにはどんな都議会議員が必要なのか。森友学園と同じように、都議会議員にコネがある人ばっかり、そして一部の都議会議員や職員が利権をひとり占めするような都議会の状況を変えていかなければならない」などと訴えた。
演説後、記者団の取材に応じた蓮舫代表は、都議選で何を主張していくかという問いに、「小池都政(への姿勢)というよりは、4年間どのように仕事をする人か、特に私たちは行政監視、行政改革をこれまでも強く実行してきたわけだから、それを引き続き行わせていただきたいということが訴えの主軸になる」などと答えた。