民進、共産、自由、社民の野党4党の国会対策委員長は20日、国会内で会談し、会談終了後にぶら下がり記者会見に応じた。

 山井和則国会対策委員長は、(1)早急に総理入りの予算委員会集中審議と文部科学委員会を開くこと(2)前川・前文部科学事務次官と安倍昭恵総理大臣夫人の証人喚問を行うこと――の2点を野党4党で合意し、自民党の竹下国対委員長に申し入れることを明らかにしたうえで、「昨日の総理記者会見で『国民に丁寧に説明したい』と言ったのは非常に重い。丁寧に説明したいと言った以上、万が一安倍総理や自民党が閉会中の審査を拒否することがあれば、安倍総理が昨日の記者会見でうそをついたということになる」などと要請の理由を語った。

 また、加計学園の問題について、「昨夜のクローズアップ現代という番組でも新たに10月21日に萩生田官房副長官が文科省の担当局長と会って、加計学園についての口利きをしたとされる資料が明らかになった」とテレビ番組で新たな資料が出てきたことに言及し、「萩生田官房副長官がそういう動きをされたということは、内閣府というよりは官邸主導。安倍総理の一番の側近が萩生田官房副長官であるから、安倍総理の関与の疑いが濃厚になったのでは」と指摘した。