民進党は21日、東京・有楽町イトシア前にて、民進党街頭演説会「共謀罪強行抗議!加計・森友疑惑徹底追及!」を行った。

 蓮舫代表は、加計学園に関する一連の問題について、「一体何が本当なのか。菅官房長官、山本地方創生担当大臣、松野文科大臣、萩生田官房副長官、みんな言っていることがばらばらじゃないか。たった一つ明らかなのは総理がまだ何も話していないこと」と萩生田官房副長官が文科省に指示をしていると思われる文書が見つかっても安倍総理が具体的にはコメントしていないことに触れた。また、見つかった文書に対する各省や官邸の対応について「教育に関わる文科省担当職員がいとも簡単に記憶をなくす。記録はあっても記憶は定かではない。内閣府に至っては、記録も記憶もない。こんな在り方で、今日、菅官房長官はこれは個人のメモだから、これからは公文書管理を改める(と言った)。どっちに改めるのか。政権に都合よく法律を改めて数の力で通すというのであれば、これこそ横暴だと指摘せざるを得ない。問題の本質はたった一つ、誰が何を言ったか、何をしたか、このことはともかく行政がゆがめられたかどうなのかだ」と強く訴えた。

 小川敏夫参院会長は、「安倍総理のお友達の加計学園だけがなぜうまくいくのか。安倍総理の指示だということが文科省から次々と出てくる。おかしいじゃないか。国民全員のことを考えて(政治を)行わなくてはならない」と加計学園問題に見られる不平等さなどを指摘した。

 杉尾秀哉参院議員は、「加計問題、森友問題、わたしたちの貴重な税金が私物化されているのではないか。行政が私物化されているのではないか」と述べ、「まさに安倍独裁体制が行きつくところまで行ってしまったと言わざるを得ない」と断じた。

 街頭演説会の司会は矢田わか子参院議員が行った。