民進党公認の東京都議選(練馬区)あさの克彦候補が24日午後、光が丘IMA前で街頭演説会を開き、地元の木内孝胤衆院議員が応援演説を行った(野田佳彦幹事長は、交通渋滞のため参加できず)。

 木内衆院議員は、豊洲移転問題の真相究明のため都議会で百条委員会が開かれたときに現職都議のあさの候補が質疑していたことに触れ、「浅野さんは単に相手のあら捜しをして、悪口を言ったりおとしめたり、そういう追及の仕方ではなくて、まずどのような経緯で、この豊洲移転の問題が生じたのか(を突き詰めていく)。本当の意味で都民の皆さまのためになる真相究明に努めてきた」とあさの候補を紹介した。

 あさの候補は、豊洲移転問題の経緯を詳細に説明し、「この話、誰が悪いのかという観点で見ていったらもう迷路になる。浜渦さん(元副知事)が悪いのか、東京ガスの社長が悪いのか、石原さん(元知事)が悪いのか、犯人を捜していったら、これだけ大きな話に犯人なんかいない。むしろみんなそれぞれ自分に与えられた役割は一生懸命やっている、でも、その役割の組み合わせがあまりにも都政にとってはプラスの方向じゃない、そうやって進んでしまった。そこが問題だった」と指摘。そのうえで、「東京都は事業が大きすぎて、一人ひとりの判断では難しいことがたくさんある。そして、それを都合の悪いことは上手に隠しながら議会に見つからないように陰に隠れてやることも常態化している。だからこのシステムを変えていかなければいけない。そういう結論に至った。そうやって都政のシステムを変えること。運営のやり方を変えること。これが私は非常に大事だと思う」などと、システムを変えることによって今後問題が起きないように解決することの必要性を訴えた。