野田佳彦幹事長は26日午後、東京都議会議員選挙の北多摩第2選挙区(国分寺市、国立市)から立候補している、おきつひでのり党公認候補とともにJR西国分寺駅前で街頭演説を行った。

 おきつ候補は、掲げる政策の3つ、(1)コンクリートから人へ再び(2)都政を徹底的に改革(3)都政と市政が協調しながら地元の発展――を説明し支援を訴えた。

 「コンクリートから人へ再び」は民進党が掲げる「人への投資」と同一のもの。具体的には、実際に保育園などにヒヤリングし、今一番必要だとされる保育士の確保のための東京都による保育士育成制度の導入や、奨学金を受けている大学生・専門学校生の返済負担軽減のための利子補給制度の導入、特別養護老人ホームの増設などを提案した。

 野田幹事長は、「都議会議員の経験者なので、都政の抱えている課題、現実的にそれを正していく処方箋を含めて話があった。間違いなく皆さんのために即戦力として再び仕事ができる人だ」と述べた。

 さらに「今回、4年に1度、東京の未来を決める選挙では済まない。国会の動きと非常に連動している」として、国政や都政に共通する自民党の「長期政権ゆえのおごり」を指摘。「必要なのは『納税者の番犬』。嗅覚(きゅうかく)が鋭く、不正があったらかみ付く。そういう皆さんの代表を北多摩2区から出してほしい」とおきつ候補への支援を訴えた。

 街頭演説には、石上俊雄参院議員、末松義規東京19区総支部長や党所属自治体議員、自由党の渡辺浩一郎衆院議員、社民党の星いつろう国分寺市議なども参加し応援弁士を務めた。