蓮舫代表は1日、東京・吉祥寺駅北口で、東京都議選に武蔵野市選挙区から立候補している松下玲子公認候補とともに街頭演説会を行った。
松下候補は、「3年後には東京オリンピック・パラリンピックがあるが、私は地味なオリンピックでいいと思っている。たった一度のオリンピックのために、豪華な施設を多額の税金を使って作る必要があるのか。豪華なオリンピックを都民は本当に望んでいるのか。コンパクトオリンピックだったはずが、他県でかかる費用350憶円をだれが負担するかも決まっていない。どんどん予算が膨れ上がっている」と述べ、当初通りのコンパクトなオリンピックで開催するべきと指摘した。
松下候補はまた、「2025年には東京都の65歳以上の人口の割合は4人に1人になる。東京は超少子高齢社会に直面している。誰もが住み慣れた地域で、東京で、武蔵野で、安心して住み続けることができるために、一人ひとりのいのちを大切にする福祉政策へと、税金の使い道を変えていきたい。都民は保育園を、特別養護老人ホームを作ってほしいと望んでいる」と話し、市民のため、都民のために税金の使い道を変えると訴えた。
蓮舫代表は、「オリンピックが終わっても皆さんの生活は続く、武蔵野市の皆さんの暮らしは続く、子どもたちは学んで育っていかなければいけない。日本は先進国の中で、前例がないくらいのスピードで人口減少の道を歩んでいる。2025年に団塊の世代の人たち全員が75歳以上になる。その時に私たちはどんな都議会を望むのか」と問いかけた上で、「この4年間、2万件のお宅を訪問し、政治が光を当ててこなかった現実を見てきた松下候補は、ぶれずに、折れずに、正しいと思ったことを今度の4年間しっかりとやっていくと訴えている。ぜひ皆さんの支援をお願いしたい」と、さらなる支援を求めた。
蓮舫代表は、このところの自民党国会議員の不祥事を取り上げ、「恥ずかしいと思う。何のために政治家になったのか。強い権力者や総理、総理夫人、その友達の方を向いた政治ではなく、武蔵野の皆さんを、東京都民を、日本人をしっかり見るそういう政治の志を持った私たち民進党の仲間にどうか力を貸してほしい。松下玲子を勝たせてほしい」と、声をからして訴えた。