大島敦幹事長は9日、連合山口主催の政策討論集会出席のため山口県を訪れ、集会終了後に大内一也同県1区総支部長、西嶋裕作県連代表とそろって記者会見した。

 冒頭で大島幹事長は、就任後初の地方出張であることにふれ、「山口県では大内さんを山口1区の新しい候補予定者として今年の3月28日に公認させていただいた。山口に公認候補予定者がいない中で、大内さんに手を挙げていただいた。幹事長に就任し、ぜひこの山口から始めたいという気持ちで伺わせてもらった」と述べ、党として力強く後押ししていく旨を語った。

 保守王国といわれる山口でどう対処していくかとの記者の問いには「地道な活動が重要。議員というのは土着化した方がいい。地に足のついた議員が必要。大内さんも元々地元の生まれ、ひいおじいさんのときからずっと地元に住んできた」として、自分自身の世代だけでなくて、地道に地域で生きてきたさまざまな世代の声を聞き、受け止めて国政に臨んでいくことが国の発展につながっていくとの見方を示し、大内総支部長は同区を担うのにふさわしい人材だと評した。「山口県は保守王国と言われているのが、それを乗り越えて、大内さんが1議席を占めることが一つの流れを作ることになると考えている」とも述べた。