総選挙期間中最初の土曜日となった14日、岡田克也常任顧問は大阪11区から無所属で立候補している平野博文(ひらの・ひろふみ)候補とともに京阪・枚方市駅前でマイクを握り、平野候補への支援を呼び掛けた。
岡田元代表は、安倍政権は国民を軽く見ていることが一番問題だと述べ、「森友加計問題をはじめとする様々な疑惑にふたをし、今回の選挙で一定の多数を得れば国民は納得した、これでリセット」、そのための解散だと断じた。
内閣支持率を不支持率が上回っていることについて、「ここでブレーキをかけなきゃいけないと思っている人が半分以上いる。その人たちが本気になって投票すれば、自民党を50議席くらい減らすことは十分可能」「50減れば、自民党の中でも様々な意見が出る。場合によっては総理交代、総裁交代の声も出る。大きく政治が動き出す。そのことが出来るのは皆さんの1票1票だ」と訴えた。
そして「50議席減らすためには、まずここで1議席減らすこと。日本中の政治の流れを変えるために皆さんの力をこの平野さんに貸していただきたい」と支援を訴えた。
平野候補はまず「政治家としての筋を通す」と述べた。「選挙区である枚方・交野に住んで45年になり21年前に国政に送り出してもらった」とこれまでの歩みを振り返るとともに、「お世話になった皆さん、一緒に政治行動をしてきた仲間との絆を切り、自分だけが安易な方向に進む。これは政治家として取るべき道ではない。自らの信ずるところ、筋を通す。そんな思いで退路を断ち、この地で立候補した」と語った。
さらに「老後は、この地で住まなきゃならんのです。後ろ指を指される政治家には、なりとうございません。あとの(候補者)2人は落下傘ですよ。私はこの地で皆さんと一緒に45年住んできた。その皆さんと生活を共有し、皆さんによって育てられた政治家だ」と力を込めた。
今回は無所属で小選挙区選挙のみに立候補していることから、「2位では駄目なんです。1位でないとバッジはつきません。バッジを付けなければ、皆さんと国政のパイプ役にはなれない。私自身、火の玉なる。安倍さんの暴走を止める今回の選挙。私も筋を通した選挙。民力で権力に向かう」と支持を訴えた。