総選挙期間中、唯一の日曜日である15日、民進党の岡田克也元代表(現常任顧問)は埼玉県行田市を訪れ、埼玉12区から希望の党公認で立候補している森田俊和(もりた・としかず)候補の演説会で講演した。
岡田元代表は安倍総理が衆院を解散した理由について、「さまざまな問題をこの選挙で勝ってリセットしたい。加計問題・森友問題やさまざまな問題を取り上げても、選挙で勝ったんだからこれで終わりですよと。そう言いたいがための選挙じゃないか」と安倍総理の保身のためであることを指摘。北朝鮮問題などさまざまな課題が山積しているにもかかわらず、何も議論せずに冒頭解散を行ったことについては、「そこに安倍さんの国民への考え方が出ている。どうせ時間が経てば忘れる。強行採決で典型的に表れる。強硬に押し切っても時間が経てば国民は忘れる。そういう考え方の人が日本国の総理大臣。本当に安倍政治を続けるか、ぜひ皆さん真剣に考えていただきたい」と力強く呼びかけた。
「およそ5万件の戸別訪問そして1千回のミニ集会」をこなしてきたと自身の活動を紹介した森田候補は、生活を充実させるために必要なものとして、「働き方の問題。生きるために働くのか、働くために生きるのか、これは大きな問題。働くということは確かに大事なことだが、人生そのものではない。じゃあどうすればいいか。やはりちゃんと残業の時間を制限する。休日をちゃんととれるようにする。お給料を取れるようにする」と述べ、これにより結婚をし、子どもを持てる社会ができて、地域社会が充実していくことなどを訴えた。