前原誠司代表は２０日、東京都墨田区にある錦糸町駅前で、希望の党の小池百合子代表と街頭演説を行い、雨の中足を止めた聴衆に向けて力強く考えを訴えた。

　前原代表は、今回の総選挙を迎えるにあたり、１つは参院選のような野党共闘を行うか、もう１つは小池氏の作った新党と一緒になり政治の固まりを作るのか、２つの選択肢を考えたと話を切り出し、「外交安全保障政策は現実路線、内政はしっかりとした対立軸を示すということが大事」だと今回の決断に至った経緯を述べ、「もう一度、この日本に２大政党制・政権交代可能な状況を作る。小池さんと力を合わせながら、緊張感のある政治状況を作り、皆さんへの責任をしっかり果たしていきたい」と訴えた。

　小池代表は、「全国各地で新しい流れを、そしてリアルで現実的で、かつ理想を求めて、さらには希望を皆さまに提供できる。そんな流れを作りたい。今の安倍１強政治に変わりうる流れを、皆さまのご審判を受けて作っていこう」「（政府に対し）緊張感を与え、国民目線の政策を突きつける。真に意味のある、持続可能な将来に繋げられるような、そんな日本にして行かなければならない」と力を込めた。