小川敏夫参院会長は１６日、定例の記者会見を国会内で開き、記者団からの質問に応じた。

　衆院の文部科学委員会が前日開かれて加計学園問題の追及がされたが、参院の文教科学委員会はすぐには開かれないことに関連して今後の加計学園問題の追及方針を問われると、「もちろん全力を挙げて追及しなければいけない。タイミングはざっくばらんに言って、こちらが要求すれば要求通り何回も開催されるものではないので、いつのタイミングでやるかというと（衆院と）同じ日にやるのも一つの考え方だが、衆院の質疑を見て十分吟味して行うのも考え方。この国会中には必ずやる」と説明した。

　希望の党の執行部が発足したことを受けて、参院での希望の党との連携を問われると、「党と党の連携なり相談を抜きに参院だけはちょっと考えづらい。参院だけというよりは党と党がどうするかというのが基本。そうすると希望も執行体制ができてこれからの話し合いかなと思っている」「立憲も同じ」などと語った。