大塚耕平代表ら新執行部は16日、日本労働組合総連合会(連合)本部を訪問、神津里季生連合会長と会談するとともに第3回中央執行委員会会議冒頭で新体制発足のあいさつを行った。民進党からは、増子輝彦幹事長、羽田雄一郎役員室長が同席した。
大塚代表は、健全な政治を守るために連合関係者が日夜努力されていることに謝意を示したうえで、「政治に終わりはない。今回の(総選挙)結果に屈することなく、次の統一自治体選挙、参院選挙、衆院選挙でより民主的で働く者、納税者、生活者の立場に軸足を置いた政権をつくるべく、全力を尽くす」と表明した。
神津会長は、スタートしたばかりの大塚新体制の印象について「課題解決に向けた推進力、コミュニケーションを非常に大事にしている姿勢。そうしたものに私は非常に期待感をもって受け止めている」と語った。
会合後に記者団の取材に応じた大塚代表は、新体制発足後初めての連合幹部との会談内容を問われて「今回の(総選挙)結果生じた目の前の現実にしっかり対処するために、党運営を健全に、かつ地方の皆さん、ご支援くださっている連合をはじめ、多くの団体の皆さんのご意見を聞きながら進めていく旨を説明した」と報告。
これに対する神津会長の受け止めについては「私の報告を前向きに受け止めて、連合の皆さんとしても再び連携して国会、政策に向き合っていきたいという趣旨の発言があった」と紹介した。