衆院本会議に先立ち「無所属の会」の代議士会が１７日昼、国会内で開かれた。

　冒頭のあいさつで岡田克也代表は「しっかりがんばってこの国会を乗り切っていきたい」と述べ、協力を呼びかけた。平野博文国会対策委員長は、代議士会には無所属の会のメンバーに加え、民進党党籍を持ちながら無所属議員として活動している議員の出席も求めている旨を報告した。

　福田昭夫衆院議院運営委員会理事オブザーバーは、２０、２１日の両日、衆院本会議で総理大臣に対する代表質問が行われ、無所属の会は２１日午後２時開会予定の本会議で岡田代表が質問に立つ旨を報告した。

　本会議の後に取材に応じた岡田代表は、安倍総理の所信表明に関する印象を問われ、「かなりあっさりしたものだった。内容的にもかなり中身がない、北朝鮮の問題なども、トランプ大統領をはじめ各首脳と会談を重ねたわけなので、今までの繰り返しではなく、国民に対してもう少し説明をする部分があるのかと思ったが、それがなかったのでびっくりした。大改革や革命といった強い言葉が散りばめられているが中身は非常に薄かったという印象は否めない」と語った。無所属の会としての対応に関しては代表質問等を通じてしっかりと議論していく考えを表明。「問題意識として北朝鮮、人口減少の２つの問題があるという認識は共有している。この２つを中心に、あとは総理がお忘れの財政の健全化。この３つについて議論したい」と述べた。

　代議士会に先立ち、無所属の会の看板かけを行った。