民進党の大塚耕平代表は24日、札幌市を訪れて、北海道各総支部の幹事長と今後の党運営等について意見交換会を行った。会合には北海道連代表の徳永エリ参院議員も出席した。

 大塚代表はあいさつで、「このたびの総選挙、本当に皆さま方には大混乱の中でご苦労とご迷惑をおかけした」とおわびしたうえで、「私どもは、過去に戻ることはできないので目の前に生じた選挙の結果、これを踏まえてどのように非自民政権を作るかということを念頭に今多くの皆さんから意見をうかがって、今後のロードマップを検討している最中。今日も北海道の事情を十分に拝聴して、全国の状況などもぜひ聞き届けいただいて、良い方向でロードマップが形成されていくように協力いただければ幸いだ」と呼びかけた。

  出席した道各総支部幹事長からは次のような意見や要望が出された。

  • 財政支援はどこまでされるのか。いつ明確になりどのような形になるのか。
  • 党員・サポーター費を民進党に払って登録してほしいと言っても、立憲民主党で選挙したのになぜいまさらそうなるのかと意見が出ると思う。
  • このままいくと議員が全部立憲民主党になると思う。からっぽになった民進党の総支部を誰が引き受けるのかという問題が大きい
  • ゴールに何を据えるかまだ見えない。民進党自前の国会議員を立てるのか。立憲から希望から民進党からそれぞれ候補者を立てて、候補者を棲み分けするロードマップを作成するのか。その辺が見えないとこの後、総支部でどう説明していいかわからない
  • 参院と自治体議員は民進党でいいと言うが、なんで参院は残ったのかが疑問。
  • 立憲、希望は政策や理念が違う。例えば憲法改正の問題。安倍政権は公明党が反対するなら希望を抱き込んでもと考えているのに、果たして国民からなくなったと思われている民進党に調整できるのか。