大塚耕平代表、増子輝彦幹事長は12日午前、党の戦略・組織・運営に関する改革本部(党改革本部)会議後にそろって記者団の取材に応じ、13日の常任幹事会で議論するための党改革の今後の方針に関する複数の選択肢を同本部として合意したことを明らかにした。

 前日から2日間続いた党改革本部での議論の状況について大塚代表は、一部の報道内容に若干不正確な部分もあるので正確に伝えたいと前置きしたうえで、「昨日、今日と改革本部では先週の両院議員懇談会と全国幹事会での了解事項に基づいて議論した。了解事項というのは、(党改革本部がまとめた)中間報告の案をまとめ、それに基づいた選択肢を明日の常幹に示して議論を進めるように、ということであったので、その選択肢の議論を昨日、今日と行った。その結果、明日の常幹で示す選択肢について、党改革本部としては関係者の合意が得られたという段階だ。具体的な選択肢は明日の常幹にかけることになるのでここでは詳しくは申し上げない。この間報道されているように何か特定の選択肢を党改革本部が決めたということは一切ない。それは党改革本部としてのミッションの範囲外であるので、その点は報道のなかで若干不正確な部分がある。選択肢については明日、(執行)役員会で議論し、常幹で議論することになる」と語った。

 記者と大塚代表の質疑応答の概要は次の通り。

問 選択肢は複数あるのか。いくつぐらいあるのか。
答 もちろん複数ある。いくつあるかについては明日申し上げる。

問 選択肢がある中でどれかを皆さんに選んでもらうというやり方か。
答 そのやり方も含めて常幹で議論になる。もちろん最終的には機関決定をしていかなければいけないので、それは常幹だけで決められるものでもないし、地方の組織の皆さんの同意というものも必要なので、どういうふうに決めるかということも常幹で議論されると思う。

問 選択肢の中に、いわゆる解党論というのも入っているのか。
答 今日の段階ではお答えする内容ではないと思う。

問 スケジュールとしては明日の執行役員会と常幹に示して議論して最終的な結論になるのか。月内か。
答 スケジュールは決まっていない。常幹でそれも明日議論されることになる。

問 今日、代表が複数の選択肢を示して明日の常幹にかけるということで了承したのか。
答 詳しく申し上げると昨日の会議で3人の方からさまざまな選択肢が持ち寄られた。それを議論して、同じような案もあるので、マージをして資料化して、だいたい今日合意が得られたのでそれを明日提示するということだ。

問 複数の選択肢にどういった議論・意見が出されたのか。昨日は時間軸に違いがあることが分かったと言っていたが?
答 議論はさまざまだ。メリット・デメリットそれぞれの選択肢にいろいろあるので何か特定の選択肢に集中した議論が行われたわけではない。今のところ党改革本部のメンバーは持ち寄った選択肢についてフラットに議論しているということだ。