民進、立憲、希望、共産、自由、社民の野党6党は29日、公文書改ざんと森友問題の真相究明を求める「野党合同院内集会」を国会内で開催。民進党を代表して増子輝彦幹事長があいさつに立った。

 増子幹事長はこの中で、「予算が昨日成立した。これで安倍政権は森友問題、公文書改ざんに幕を引きたいとして、これからは外交や働き方改革だと言っているが、とんでもない」と厳しく批判。この森友問題で公文書が改ざんされたことについて、「民主主義の崩壊につながる。国会、立法府が行政府にじゅうりんされてばかにされたということに私たちは危機感を持たなければならない」と声を上げた。

 「安倍総理夫人、今井総理秘書官、谷元総理夫人付き、迫田元理財局長などすべてこの森友問題、公文書改ざんに関わる人には証人喚問においでいただかなければならない。しかし野党は数が少ない。数の力でそれを実現できないのであれば、数に勝る国民の皆さんの声と、野党の皆さんの知恵を出し合いながら、実現のためにこれからも頑張っていこう」「これは財務省丸がかりの問題であり、その責任は麻生財務大臣に取ってもらわなければならない。ひいては、行政のトップである安倍総理にも責任を取ってもらう。内閣総辞職を実現するために頑張って行こう」と増子幹事長は参加議員に力強く呼びかけた。