民進党は２５日、第６８回常任幹事会を党本部で開いた。
大塚耕平代表は冒頭のあいさつで、国会情勢について「明日には与党が、十分な説明責任を果たさないまま、衆院で片肺で予算委員会を開くという情報も流れている。われわれとしては一刻も早く与党・政府側が責任を果たして国会が正常化できる環境を整えていただきたいことをあらためてこの場を借りて訴える」と表明し、「こういう状況だからこそ、一刻も早く新党をスタートさせていただいて、皆さんと一緒に新たな政治の構造を作っていきたい」と出席議員に呼びかけた。
報告事項では、増子輝彦幹事長が新党協議会設置後の取り組みの経過を説明。足立信也政務調査会長が安心労働社会実現法案取りまとめを報告し、メーデーまでには提出したいと表明した。平野博文国会対策委員長と那谷屋正義参院国対委員長は現下の国会情勢、野党の４項目要求に与党側からゼロ回答のままであることなどを報告した。
協議事項では、篠原孝選挙対策委員長が香川県知事選挙候補者の推薦、滋賀県議会議員（大津市選挙区）補欠選挙候補者の推薦を提案し、協議の結果提案通りとすることを決定した。大塚代表が新党協議会取りまとめ事項について報告し、５月７日の週には新党に移行するという方針を提案。１時間ほどの意見交換の末、提案を了承し、２６日に開く両院議員総会に諮ることを決めた。
香川県知事選挙候補者推薦