衆院北海道5区補選で民主党が推薦を決めているフリーソーシャルワーカーの池田真紀(いけだ・まき)さんは27日午後、江別市内で街頭演説会を行った。

池田まきさんが訴え

 この中で池田さんは、「地域の課題は地域で解決していくという現場主義に基づき、今ある現実から目を背けずに、生活支援をしっかりとやっていきたい」「日々の安心や暮らしは、企業が発展する経済だけでは豊かにはならない。一人ひとりを大切にする政治。そして地域からすべての人たちが豊か になれることがあっての経済発展だ。アベノミクスの新3本の矢の、ごまかしの福祉に騙されてはいけない。一人ひとりを大切にする政治が必要だ」などと訴えた。

 昨年成立した安保関連法にも言及し、「多くの国民が反対の声を上げたにもかかわらず、安倍総理はその声を聴こうとしなかった。立憲主義がないがしろにされ、民主主義が奪われた瞬間だった。多くの国民が、この国の政治に絶望したのではないか。私は、地域の実情や人々の暮らしを知るからこそ、安全保障関連法ももちろんだが、日々の暮らし、生活からかけ離れてしまっている自公政権の政治にノーを突きつけ、生活者の声、働く人の声を国政に届けていきたい」と表明した。

ママの会@北海道から要望書を受ける

 街頭演説に先立って「ママの会@北海道」から「安倍政権が国民の声を無視し、立憲主義を踏みにじって強行した安保法制に対して強く憤るとともに、この暴挙と安倍政権の暴走に危機感を募らせている。安保関連法案廃止に向けた取り組みを行ってほしい」という要請を受けた池田さんは、「皆さんの思いにしっかりと応えていきたい」と答えた。