岡田克也代表は26日午後、安倍自民党総裁、山口公明党代表と首相官邸で会い、熊本地震対策のための2016年度補正予算の編成について意見を交わした。枝野幸男幹事長も同席した。

 会談終了後に記者団の取材に応じた岡田代表は、「安倍総理から、今回の地震に対しては補正予算で対応したいという話があった。私からは、この熊本地震への対応は重要なので、補正予算の編成には協力する。特に避難されている方々で、高齢者や子ども、妊婦などへの対応を最優先でお願いしたいと申し上げた。具体的な中身については、政調会長同士で協議に応じてほしいと求めた」と会談の内容を報告した。

 補正予算編成とその執行に関しては、さらに(1)大変な事態だが、財政健全化の大枠を踏まえた対応をしてもらいたい(2)歳出の具体的な中身についても民進党と協議をしてもらいたい――という2点について要望したと付言した。これらの要望に対して安倍総理からは、「避難している方たちへの認識は共通している。予算執行については透明性を持って行わなければならない。補正予算は熊本の地震に限って対応する」などの発言があったと述べた。