民進党幹部と連合役員らが19日朝、民進党本部で意見交換会を開いた。民進党からは岡田克也代表、枝野幸男幹事長らが、連合からは神津里季生会長らが出席した。
岡田代表は、民進党の日頃の活動にご理解、ご支援いただいていることに謝辞を述べた上で、「熊本・大分地域を中心とした地震対策のための補正予算が成立したが、まだまだ課題が山積している。予算の使われ方に引き続き関心を持ち、われわれの声を政府に伝えていきたい」「参院選の予想される投票日まであと50日。これからは国会対応も選挙対応も日々瞬発力が求められる」「今度の選挙は、日本の国の形が変わりかねない選挙だと、大きな危機感を持っている。そのことを国民の皆さんにご理解いただくよう、正面から訴え、結果を出していきたい」などと述べ、しっかりと力を合わせ、団結して頑張って行きたいとあいさつした。
神津会長は、「民進党がスタートしてから初めての意見交換会だ。この間民進党は、一つの目標に向け心合わせを重ねていることと私なりに受けとめている。また国会対策や政策面などで連合の思いを受けとめていただいていることにも感謝を申し上げたい」と述べた上で、「党名の浸透」と「政策」に言及。党名については、「結党からまだ2カ月弱だが、いろいろな工夫を具体的な形も含めて行い、危機感を持って党名の浸透を図ってもらいたい」と指摘。政策については、「政権与党から1億総活躍云々といろいろ出てきているが、同一労働同一賃金などはまさに抱きつき戦術だ。本家本元は民進党であり、私たち連合だ」と述べ、与党案は上辺だけのもので、本質が置き去りにされているということをえぐり出すことが必要だ」と訴え、今後も政策面でしっかりと連携を図って行きたいと述べた。
意見交換では、(1)マニフェストの作成(2)参院選への対応――などについて協議を行った。