蓮舫代表代行は8日、愛媛県松山市内各地で開かれた街頭演説会で、ながえ孝子候補を当選させてほしいと、力強く訴えた。

ながえ孝子候補

ながえ孝子候補

 ながえ候補は、「テレビ番組で20年弱歩いてきた。津々浦々の現場現場、農業や水産業、製造業やサービス業の現場の皆さんの声を聴かせてもらった。そして私自身も愛媛県中の皆さんから、困難があっても乗り越えていく力強さなどを一緒に学ばせていただいた。現場に行って会って話をして、そして声を聴かせていただくことから学び取ることが、私の政治姿勢の原点だ。現場の皆さんからこういう政策をやってくれたらとか、暮らしの声、生活の実感などを教えてもらうことが出発点だ」と、自らの政治に対する思いを訴えた。

 ながえ候補は、「未来への投資」「年金の立て直し」と、2つのテーマを取り上げて訴えた。未来への投資については、「日本の国の宝は何よりも人だ。その人を資源として、人材として磨きをかけることが教育だ。子育ては国を挙げて応援するという姿勢が大事だ。またこの政策は年配の皆さんのためでもある。日本が抱える一番の問題は人口が激減することだ。若い皆さんに安心して子どもを産んで育ててもらえるよう、国を挙げて応援することが大事だ」と、子育て支援への国の支援の重要さを重ねて訴えた。

 年金の立て直しについては、「これはお年寄りだけの問題ではない。若い人たちの間でも、気になる聴きたい政治テーマで一番多かった答えが年金問題だった。若い人にも老後の不安はあるから、この年金問題を解決しない限りは、お金が(消費に)回るわけがない。しかし年金は国の制度だから、安心できる年金に変えるには、国会に行かなくては変えられない」と話し、この大事な年金問題を解決するために、私を国会に送ってほしいと訴えた。

蓮舫代表代行

蓮舫代表代行

 蓮舫代表代行は、「安倍総理のアベノミクスで、この3年半、皆さんが払った税金はじゃぶじゃぶに大企業に回された。財政出動という名前で、大きな輸出企業、大きな声の大企業に回されてきた。中小や零細企業には届かないが、大企業には法人減税が大胆に行われた。補助金や規制緩和で経団連を中心とする企業の背中を今の政権は押してきたが、その効果はどうか。賃金よりも物価の方が上がっている。雇用が広がったというが広がったのは非正規だ。まだこの政策を続けてもいい人は自民党に投票してください。しかし私たちは、アベノミクスは行き詰ったから、私たちの税金は違うところに使ってくれと訴えている」と述べ、国民のための経済政策への転換を訴えた。

支援者と握手するながえ候補