民進党が15日に開いた2016年9月民進党臨時大会では、10月11日告示、23日投開票予定の衆院東京10区と福岡6区の補欠選挙に党公認候補者として立候補予定の鈴木庸介(すずき・ようすけ)さん、新井富美子(あらい・ふみこ)さんがそれぞれ登壇し、決意表明を行った(要旨は後掲)。

 2人の決意表明後、壇上に並んだ両候補予定者、岡田克也前代表、前原誠司・玉木雄一郎両衆院議員と会場の参加者が補欠選挙必勝を期して蓮舫新代表の発声によりガンバロウ3唱を行い、締めくくった。

■鈴木ようすけ公認候補予定者

鈴木庸介(すずき・ようすけ)さん

鈴木庸介(すずき・ようすけ)さん

 今回の補選では、社会のあり方が問われている。「支え合う社会」という、われわれの政策か、それとも成長一辺倒の政策か。「1億総活躍社会」と言われるが、活躍できるもできないも自己責任。自己責任で済んだら政治はいらない。自己責任ではどうにもならないところまで今の格差が拡大し、貧困が広がっている。格差は社会の分断を生み、社会の分断はいさかいを起こす。こうした国にならないよう、新代表のもとしっかりと戦い抜く。

■新井ふみ子公認候補予定者

新井富美子(あらい・ふみこ)さん

新井富美子(あらい・ふみこ)さん

 縁があってインドで暮らし、いろいろな生活を見てきた。私は共に生き、歩むことを大事にしたい。日本でも声を上げられずに苦しんでいる人、誠実に働いているにもかかわらず働きに対して評価が得られず暮らしが立ち行かずに苦しんでいる人、1人親で一生懸命子どもを育てながらも子どもの将来が心配で心が闇に閉ざされ、社会には自分の居場所がないと思いながら懸命に生きている人がいる。私はそういう方々とともに歩む政治がしたい。全身全霊で戦う。

蓮舫新代表の発声によりガンバロウを3唱

蓮舫新代表の発声によりガンバロウを3唱