東日本大震災復旧・復興推進本部(岡田克也本部長)は23日、宮城県名取市閖上(ゆりあげ)地区や、宮城県広域防災拠点整備事業等を視察するとともに、県内の党所属自治体議員らと意見交換等を行った(写真上は、名取市閖上地区のみなと朝市を視察する岡田本部長ら)。
閖上地区では、櫻井広行みなと朝市理事長をはじめとする市場関係者と意見交換をした後、カナダ政府の支援で建設されたメイプル館をはじめ、朝市を視察。また、日和山の慰霊碑、新築住宅の建ち始めた区画整理地などをまわり、佐々木一十郎前名取市長より状況説明を受けた。
次いで、水産加工団地内にある、いちまる水産の工場、福島産のしらすを加工する大規模機械設備等を視察するとともに、濱口忠之閖上水産振興会会長のほか、水産団地関係者との意見交換を行った。
また、宮城県広域防災拠点整備事業を視察。JR仙台駅貨物ターミナル駅の移転予定地や、現在のJR仙台貨物ターミナル駅を訪れ、それぞれ、移転計画、環境影響評価、広域防災拠点基本計画とその課題等について、宮城県より説明を受けた。
党所属の自治体議員との会合では、「東北地方自治体議員フォーラム」や党県連としてまとめた要望書についてくわしく説明を受けた上で、意見交換を行った。
宮城県自治体議員県南フォーラムでは、地方交付税、地域医療、復興交付金、農地整備、農家への直接支払制度、公的医療保険の統一等の問題について意見交換を行った。。
視察終了後、岡田本部長はkoboスタジアム宮城前で記者団の取材に応じ、「東日本大震災の発生時、私は与党の幹事長として被災地に何度も足を運んで対応してきた。あれから5年以上経った今、政権時につくった枠組みが順次完成しつつあるのはうれしいことだが、被災地の復興は、まだまだ進んでいないところが多く、当時の政権政党として、責任を果たしていかなければいけないと思っている」と今回の視察を振り返って表明した。
今回の日程には、東日本大震災復旧・復興推進本部の岡田克也本部長、黄川田徹本部長代行、郡和子本部長代理、大畠章宏副本部長、金子恵美事務局長のほか、地元からは林宙紀宮城2区総支部長、一條芳弘宮城3区総支部長らが出席した。