野田佳彦幹事長は26日午後、定例記者会見を国会内で開き、野党4党の幹事長・書記局長会談の結果、天皇陛下のご退位・ご譲位に関する小林よしのり氏との対談企画等について発言した。
同日開かれた民進、共産、自由、社民の野党4党幹事長・書記局長会談では、来年早々の衆院解散総選挙は十分にあり得るという問題意識を共有したうえで、次期衆院総選挙でのできる限りの協力に向けて、(1)市民連合から受けた具体的な政策要請に対して4党一致して回答するために政策実務者の協議を進める(2)選挙区のすみ分けを検討するために選挙実務者の協議を加速する(3)来年1月7日に開催予定の市民連合主催の街頭演説会の成功に向けて協力する――ことで合意したことを明らかにした。
記者団から野党4党で統一した政策を取りまとめられるかについて問われ「まだ、分からないが、これまで進めてきた政策実務者協議を本格的に急ピッチで進めることになった」「共通政策等、最終的な結論の置き方は定めていないが、共通したスローガンや一致できる政策を見い出していく作業を加速していく」との考えを示した。
連合が次期衆院選で共産党との連携はあり得ない旨の方針を示したことについては、「連合は22日、共産党との連携はない等の基本方針を発表した。ただし、政党間の協議は静観するという方針を出している。その協議についてしっかり連合に説明し、引き続き応援していただけるよう努力していきたい」と語った。
安倍総理の真珠湾訪問計画について所感を求められ「先の大戦で失われた尊い命に対して哀悼の誠を表すこと、あるいは不戦の誓いをするということ自体は悪いことではない。それをもってケチをつけるつもりはないが、当日のコメント、姿勢については注視していきたい」と述べた。
小林よしのり氏との対談については、12月29日17時より『天皇陛下のご退位・ご譲位』をテーマにして行い、ニコニコ生放送、ユーチューブ・ライブ、アベマ・ティービー等で配信する。放送前日には党公式ウェブサイトや党公式ツイッター、フェイスブックでも告知するという。