衆院予算委員会で26日、2016年度第3次補正予算に関する基本的質疑の第1日目が開かれ、民進党からまず玉木雄一郎幹事長代理が質問に立ち、(1)日米FTAの可能性(2)文部科学省での天下りあっせん事件(3)3次補正予算の特異性(4)子ども・子育て支援予算、特に給付型奨学金及び3世代同居住宅支援――などに関して安倍総理らの認識をただした。

 トランプ大統領はTPPからの永久離脱を決定し、通商政策で2国間交渉を中心にすると表明してきたことから、玉木議員は2月10日にも行われると報道されている日米首脳会談で「当然日米FTAを求めてくる」と指摘。首脳会談に臨む安倍総理に対して「日米FTAを求められたら、これを拒否するか、受け入れるか」とただした。総理が「その時々に適切に判断する」と述べ、日米FTAの可能性を排除しなかったため、玉木議員は「安易な妥協を入口からしないでいただきたい」とくぎを刺した。

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