山尾志桜里国民運動局長は10日、市民団体が東京都内で開いた「4.10女性参政権記念イベント 世界がパリテ(男女均等)になったなら」にゲストとして参加し、「女性議員からGIRLSへ、今伝えたいこと」をテーマにスピーチした。
山尾局長は「子どもを産んでから聞こえる声が変わり、女性議員としての自覚が生まれた」と話し、落選中に寄せられた、さまざまな境遇にある女性たちの声を届けたいと奮起し、再選を果たしたエピソードを紹介した。また、「保育園落ちた」のブログを契機に立ち上がった女性たちが社会を変えるのを目の当たりにしたとして、「本当に女性の力とつながれば、与野党関係なく社会を動かすことができる。女性たちはそれぞれの立場で役割を果たしているが、国会で質問する役割の女性も、もっと増えてほしい。安保法制や憲法改正など男のロマンの“初めて”シリーズの政治はもう止めて、市民の声を聞く政治にするためには女性の力が必要だ」と呼びかけた。