江田憲司代表代行は25日、岩手県総支部連合会が盛岡市内で開いた県連定期大会に出席しスピーチを行った。
江田代表代行は18日に閉会した通常国会での議論について触れ、「今国会は森友学園、加計学園の問題での対立に終始したように思われているが、それはメディアがその問題ばかりをワイドショーで取り上げるためにそのように映った。しかし実際はこの国会で成立させた法律の8割はわれわれも協力して成立させたものであり、あとの2割は共謀罪やさまざまな問題があると判断し、対案の議員立法を提出している。民進党はなんでもかんでも反対、反対のための反対をしていると言われるが、この指摘は当てはまらない」と説明した。
森友学園や加計学園の問題について、「今回の問題は自身が総理秘書官をやってきた経験上から言っても、こんなトントン拍子に話が進むことは、リスクを負うことを嫌う役人が進めることはありえない、間違いなく総理や夫人、また側近の指示があった疑いがあり、われわれは閉会中の審査、あわせて憲法で明確に規定された臨時国会の開催要求を提出しており、逃げる政権を追い詰め、審議を尽くして真相究明していきたい。そのためにも、岩手県連の勢いを全国にとどろかせるために皆さんの力を貸してほしい」と、300人を超える参加者に協力を求めた。
県連大会に引き続いて開かれた階猛衆院議員の議員在職10周年記念パーティにも出席し、500人を超える出席者を前に「民進党の衆院議員97人のうち小選挙区で勝っている議員は半分ほどで、階さんが小選挙区で勝ち上がって来る理由が今日はじめて分かった、その理由は奥さんだ」と大きく会場を沸かせた。また、「階さんは議員になる前に夫婦で私の選挙区に住んでいた」とエピソードも紹介した。
「階議員は共謀罪の審議では民進党の急先鋒で活躍していただき、安倍首相もたじたじになる場面もあった論客。これからも階さんとタッグをしっかり組んで、平和国家日本を守り、教育の無償化、医療、年金、子育て等の分野に皆さんの貴重な税金を振り分けていく皆さんのための政党として、民進党は政権を取るために頑張っていく」と語り、階議員へのさらなる支援を求めた。