山梨県甲府市内で7月1日、民進党山梨県連女性局が主催する「女性政治スクール『甲斐の国きらきらウーマン2017』(スクール長・小野鈴枝山梨市議会議員)」が開校された。小野スクール長は、日本全体で女性の社会・政治進出が他の先進国と比較してもまだまだ進んでいない実態を踏まえ、「山梨から現状を変え、発信していきたい」と力強くあいさつした。

 宮沢ゆか参院議員は、「一般人の私が、国会議員になって」と題して開校記念講演を行い、輿石東前参院副議長の後継としてバトンを引き継ぎ、昨年行われた第24回参院議員選挙へ出馬した経緯、議員になる上での心得などを紹介しつつ、「なぜ議員になりたいのか」その明確な理由がとても重要であるということを話した。宮沢議員は「私の場合は、常に子どもたちを支援していきたいという強い信念があり、例えばTPP問題など専門分野外の課題に直面した時でも、その課題に対し、子どもたちの将来のために何ができるのかと自分自身に問い、国政に挑戦し如何なる困難に直面しても克服していける」と語り、受講生にも「利己ではなく利他の心で、それぞれのブレることのない芯を見つけて欲しい」と求めた。

 また、受講生との意見交換の場では、現職・元職の自治体議員(男性含む)を交え、女性が議員になることの課題等をいかに克服していくかなど女性視点での情報交換も行われ、女性政治スクールは大変実り多いスタートを切った。