玉木雄一郎幹事長代理は20日、情報産業労働組合連合会(以下、情報労連)が東京都内で開いた第56回定期全国大会に出席し、党を代表してあいさつした。
この中で玉木幹事長代理は、定期全国大会への祝意と民進党に対する日頃からの支援や協力に謝意を表した後、先の都議選で胸に刻んだこととして「一つは、受け皿があれば安倍1強政権でもぜい弱なこと。二つは、その受け皿に残念ながら民進党がなり得ていないこと。党内で都議選総括をしているがさまざまな意見が出ている。これをしっかりまとめ、私たちがどう変わっていけるかが問われており、もう一度国民の皆さんの信頼に応え得る政治集団にどう生まれ変わっていけるか、しっかり取り組んでいきたい」と述べた。その上で民進党に必要なことを3点に集約して取り上げ、「一つは、もう一度政策を明確にして単純化して、全国の議員、党員サポーターが声をそろえて訴えること。今の民進党、何をする政党か分からないと言われる。2009年民主党政権時は子ども手当、高校無償化、農業の戸別所得補償など誰もが分かる政策があった。民進党となりバージョンアップした形で示さねばならない。二つ目に、地方組織の充実強化。地域で地道な活動をどれだけできているのか、地域の連合や産別を含め支援いただいた団体組織との関係をもう一度作り直していくこと。そして三つ目が、広報体制の抜本的見直し。新聞やテレビを見る人が減りスマホ動画が主流の今日。党としてしっかり対応しなければならない」と決意を表した。
情報労連の野田三七生中央執行委員長はあいさつで、「民進党への信頼を回復し、反転攻勢への道筋が容易でないことは明らかだが、情報労連としてはこれまでもそうであったように、理念や政策で最も親和性のある民進党を、今後とも辛抱強く応援したいと思っている」と民進党へエールを送った。
同大会には、組織内等議員である田嶋要・山井和則の両衆院議員、吉川沙織・石橋通宏両参院議員も出席した。