民進党は2日、両院議員総会を党本部で開き、(1)代表選挙規則に基づく特例の適用(2)民進党代表選挙に関する常任幹事会決定事項、臨時党大会の招集(3)2017東京都議会議員選挙について――を了承した。
蓮舫代表はあいさつの中で、7月25日の両院議員懇談会で出された党運営をめぐるさまざまな意見や直言を熟考して党代表辞任を決断、27日に執行役員会で了承を得たと報告した。「今の安倍内閣の問題をここまでしっかり浮き彫りにしてきたのは民進党、私たちの仲間だ。これは誇れるものだと思う」と述べるとともに、その一方で「国民のために民進党が何をする政党なのかを私がしっかりまとめあげることができなかった」「行うべきは、皆さんの思いをひとつにまとめる強い次の執行部を作っていただくこと。そのための決断をするのが私の仕事だ」との思いから行動したと述べた。
総会議案に関しては野田佳彦幹事長が説明し、いずれも満場一致で決定・承認した。代表選挙規則付則第3条に基づき、共同会派に所属する川田龍平参院議員に代表候補者の推薦人となることと代表選挙で国会議員投票を行う権利を付与することとなった。
代表選挙は(1)党員・サポーターで日本国民である者、党籍を有する自治体議員、所属国会議員の選挙で行う(2)選挙期日を9月1日(金)とし、8月21日(月)に告示する(3)代表選挙実施のための臨時党大会を9月1日(金)に招集する――とする1日の常任幹事会決定を承認した。
報告事項では、野田佳彦幹事長が東京都議会議員選挙総括について両院議員懇談会で出された意見や指摘を踏まえた「2017東京都議会議員選挙について」が1日の常任幹事会で承認されたと報告した。