青年自治体議員で構成する民進党全国青年委員会の役員会(事務局長・田辺一城福岡県議会議員)は18日、大塚耕平代表と増子輝彦幹事長に青年局長と全国青年委員長の人事に関する申し入れを党規約30条に基づき行った。

 田辺事務局長は全国青年委員会を代表し、党再生に向けた全国各地の青年委員の意見や役員会での議論を踏まえ、「これまで党本部の青年局長と全国青年委員長は国会議員が務めてきたが、私たちと同じ立場の青年自治体議員から青年局長と全国青年委員長を選んでほしい。ボトムアップ型組織運営をさらに発展させ、これまで以上に党運営に対しての責任を果たしたい」との内容を柱とする申し入れ書を大塚代表と増子幹事長に手渡した。

 申入書を受け取った大塚代表と増子幹事長は「基本的に了承していくべく、前向きに検討していきたい」と述べた。

 申し入れには、全国青年委員会副委員長である平賀貴幸網走市議会議員、西澤圭太東京都議会議員、前田強高知県議会議員、田中慎介福岡市議会議員も参加した。

 申し入れ内容の詳細は次の通り

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青年局長および全国青年委員長の人事についてのお願い

 これまで全国青年委員会では、若手自治体議員の意見を役員会で集約し、全国青年委員長に就任した国会議員を通して執行部に伝えるボトムアップ型の組織運営を行ってきました。

 今後もこのボトムアップ型の組織運営を維持していく所存ではございますが、45歳以下の青年組織活動を経験した青年国会議員がごく僅かになった我が党の現状を鑑みると、持続可能という意味で今後組織を維持していくことは大変困難であると考えております。

 そこで、青年局長および全国青年委員長人選の際には、私たち全国青年委員会が推薦する青年自治体議員を任に充てることを、検討していただきたく存じます。

 私たちと同じ立場の青年自治体議員が、青年局長および全国青年委員長に就任することによって、ボトムアップ型組織運営をさらに発展させ、これまで以上に党運営に対しての責任を果たしてまいる所存です。

 青年局長および全国青年委員長の人事については、党規約において幹事長の専権事項であり、僭越な意見であることは十分承知しておりますが、私たち青年委員も、代表、幹事長とともに党再生に向けて全力で取り組んでまいりますので、ご検討いただきますようよろしくお願いいたします。

以上