平野博文国会対策委員長(衆院文部科学委員、元文部科学大臣)と神本美恵子参院議員(参院文教科学委理事、元文部科学大臣政務官)は27日、党本部に日本私立学校教職員組合の役員や私学に通う生徒の保護者らを迎え「ゆたかな私学教育を求める私学助成に関する要請書」を受け取り、意見交換を行った。
要望内容は(1)居住地や所得にかかわらず高等教育へのアクセスを確保すること(2)給付型奨学金の一層の拡充(3)私学振興助成法の趣旨に基づき私立大学への一般補助を増額する(4)高校無償化に関し行政サービスの格差が教育格差にならないようにする(5)学校耐震化の一層の促進を求める――など。
平野議員は、「民進党は一貫して人材への投資の重要性を訴えており、今年の通常国会でも『教育の無償化法案』を議員立法として提案した」と述べ、引き続き人への投資を政策の一丁目一番地として取り組むとした。また、神本議員も「公立学校に比べ私学が置き去りになっている。困難な部分もあるがしっかり取り組んでいく」「子育てや教育は社会全体で支えるというわれわれの理念が進みつつあるものの、政府・与党の政策にはおかしな部分もあり是正していきたい」と応えた。