民進、立憲、希望、共産、自由、社民各党の国会対策委員長が10日午前、国会内で会談し、(1)通常国会は特別国会を踏まえて野党として一致結束して対応すること(2)沖縄で相次いで起きている米軍ヘリ不時着等について安全保障委員会での閉会中審査を求めること(3)与党が質問時間の増加を要求するという報道について与党にただすこと――で一致した。

 会談終了後に取材に応じた民進党の平野博文国対委員長は閉会中審査について、「非常に重要な問題なので、野党の国対委員長が行くべきだと思っているが、まずは現場の委員が調査団として現場を見ることが大事だ」と述べ、「何日と決めたわけではない。決まったことは閉会中審査を開くようにという要求を国対としても出すこと。現場の筆頭理事や野党委員に与党に要求せよと伝えることについては一致した」と明かした。

 衆参ともに閉会中審査の開会を求めるのかという記者団からの問いかけには、「もちろん衆院だけでいいという理屈でない。国会での閉会中審査なので、当然衆参(ともに開く)ということはありうる」と語った。