民進党全国青年委員会の田辺一城委員長(福岡県議)は11、12日の両日、豪雪に見舞われている福井市を党本部青年局員とともに訪れ、現地調査と除雪作業のボランティア活動を行った。
現地入り後、まず辻一憲県連幹事長(福井県議)と矢部秀樹県連青年委員長に現状と課題の聞き取りを行うとともに、街中の様子を視察。その中で、市の中心部に位置する順化小学校では校長をはじめとする教職員、PTAの人々とともに雪で埋まった周辺通学路の除雪作業と降り積もった雪の圧力で破損した場所の応急作業などを行った。
同市内の幹線道路の除雪作業は日に日に進んでいるものの、住宅地内の生活道路では雪が降り積もり、車に圧雪された状況の場所が多々見受けられた。地元の人に話を聞くと、「除雪もままならない状況に加え、買い物に出ることも通院することも困難で、救急車も入って来ることが難しい」「車を出そうにも、雪に埋まってしまい掘り起こすことも難しい」などの声を聞いた。一方で、「高齢で屋根の雪おろしや、自宅周辺の除雪が難しい状態だったが、隣近所の人や休校中で自宅周辺の雪かきを終えた中高生が手伝いに来てくれた」「車がスタックし困っていると、その音を聞きつけて近所の人が出できてくれて車を押して助けてくれた」との心の和むエピソードも聞かせてもらい、「助け合い、お互い様」という地域の絆を感じさせられた。
党福井県連では所属自治体議員が県内各地の被害状況を調査し、現時点での課題・要望等をとりまとめ、早急に党本部へ提出することにしている。
今回は福井市内の調査を行ったが、北陸・信越地方全体が同様の状態に置かれており、民進党として開会中の通常国会で政府に速やかな対応を求めてもらえるように、全国青年委員会からも大塚代表、増子幹事長に提言を行った。