クオータ制を推進する会(Qの会)が主催する「さぁ推進法成立へ!!」院内集会が8日開かれ、民進党の中川正春衆院議員、徳永エリ男女共同参画推進本部長=参院議員、金子恵美党政調第四部会長=衆院議員らが参加し、政治分野における男女共同参画推進法案の成立に向けた決意を述べた。

 「政治分野における女性の参画と活躍を推進する議員連盟」会長の中川議員は、法案の状況について「昨年廃案となってしまった反省から、今国会では内閣委員会の冒頭でやろうとお願いしている。なるべく政争に引き込まれないようにしたい」とした上で、「ここには女性が多いが、もう少し男性にも参加してほしいと思っている。必ず法案が成立するまでやり通す」と力強く表明した。

 徳永議員は、「参院の内閣委員長は民進党の榛葉賀津也議員であり、必ず今国会で成立させたい」とした上で、「篠原孝選挙対策委員長からは、来年の統一自治体選、参院選には女性候補を半数立てたいという話もあるが、女性が立候補するにあたっては家族の反対など乗り越えるべき課題が多い。高いハードルを乗り越えられるよう、環境整備も行っていきたい」と法案を成立させた後、実際に女性議員を増やしていくための方策についても、言及した。

 金子恵美政調第四部会長も、「民進党は各党に先駆けて党内手続きを終えている」として、「国会情勢はあるが、法案の早期成立に努力したい」と述べた。