民進党をはじめ野党6党の国会対策委員長が5日午前、国会内で会談した。「存在しない」と説明してきた陸上自衛隊のイラク派遣部隊の日報が「存在していた」問題で、昨年3月に確認できていながら防衛大臣に報告をしていなかったことが新たに発覚したことを受けて対応を協議した。

 会談後に記者団の取材に応じた平野博文国会対策委員長は、与野党国対委員長会談の開催をすることを11時30分までに返事をするように与党側に要請していたが、了とする返事が来なかったことを明かした。

 平野国対委員長は、「あまりにも隠ぺいがひどい。国民を愚ろうする話だ。シビリアンコントロールが瓦解していることを象徴している話。与野党が共有化してどう対応するかを求める。もう1度、与野党国対委員長会談を開くか返事を待っている」と状況を説明した。

 与野党国対委員長会談を開くと与党から返事があった場合には、「予算委員会の集中審議を求める」「安倍内閣の隠ぺい体質に立法府がどう対応するか協議する」と語った。