衆院予算委員会で8日、宮崎岳志議員が政府関係機関の地方移転について質疑し、「もう1回仕切り直しを」と求めた。
宮崎議員は、「政府機関の移転は地方から期待を集めているが、研修・研究機関の移転は方向性が分からない。移転は骨抜きではないか」と述べ、移転の規模も小さすぎると批判した。地方からの応募で落選した案件の理由が、(1)利便性の確保が困難(2)他の研究機関がない――などの理由であることも紹介し、「これでは地方移転などそもそもできないではないか。『東京駅から遠い』などの理由もあり、あきれた」などと述べた。移転人員も50人程度にすぎないとして、「ほとんど移転の実態がない。やり直すべきだ」と石破地方創生担当大臣を追及した。