党全国青年委員会(田辺一城委員長=福岡県議)は4日、党定期大会に先立ち「第2回全国青年委員長・青年局長会議」を党本部で開いた。
田辺委員長はあいさつの中で「党を取り巻く環境が大変厳しい中であるからこそ、私たち青年委員会のメンバーが力を合わせ結束し、党の再生の最前線で行動していかなければならないという決意を共有したい。昨年の衆院選挙以降、混乱した時期もあったが、民進党の理念や政策は少しも揺らぐことなく進んできている。そして、全国に張り巡らされた地方組織にはすべて青年委員会が存在し、全国を11に分けたブロック組織とともにしっかりと活動を行ってきた。ブロック長には全国青年委員会の役員にも入ってもらい、ガバナンスの効いた組織運営を行っている。これまで培ってきたこの風土、文化は今後の民進党に必要なものであり、これらを根付かせて行くことができれば、国民の皆さまの信頼を勝ち取れる民進党となることができると確信している」と述べた
大塚耕平代表のあいさつでは、「昨年の12月から、これまで以上に力強く訴えられるように党の綱領や基本政策を議論するための基本政策検討本部に検討会を設け、全国青年委員会から田辺一城福岡県議、女性議員ネットワーク会議からは岡野朱里香川県議に共同座長として就任いただき、全国青年委員会からも多くの有意義なご意見をいただき、綱領検討案を作成することができた」と感謝の意を示した。
来年執行予定の統一自治体議員選挙への対応については「われわれが3党連携で非自民の勢力を拡大していかなければならないことは友党である立憲民主党と希望の党との共通の認識であり、統一自治体議員選挙を迎える皆さんには不安な点や調整していかなければならないことは多々あるが、党本部としてしっかりと取り組んでいく」と述べた。「全国の県議選の1人区や政令指定都市の議会で仲間のいない選挙区での候補者発掘にも全国青年委員会や女性議員ネットワーク会議の力を全面的に借りたいと」と期待と協力を求めた。
会議では2018年民進党全国青年委員会役員、2018年民進党全国青年委員会活動方針、2018年都道府県およびブロック青年活動交付金などの議案を決定・承認した。