民進党は14日、第65回常任幹事会を党本部で開いた。
大塚耕平代表は冒頭のあいさつで財務省による森友学園関係文書の改ざん問題にふれ「大変由々しき事態であり、民主主義の危機と言っていい。改ざんするからには何かその目的がある。何かを隠ぺいするために改ざんをするわけなので、たんに改ざんしたということにとどまらず、何を隠ぺいするための改ざんであったのか、この点を厳しく糾弾していかなければならない」と指摘。さらに安倍総理が昨年来この問題について国会などで「国民の皆さんには真摯(しんし)に十分説明を果たしてきた。ご理解をいただけたものと思う」と発言してきたことを取り上げ、「それらの質疑をもとに昨年の解散・総選挙での評価が下っているとすれば、現安倍政権の正統性は失われたと言っても過言ではない。ここは皆さんとしっかり一致結束して安倍政権を糾弾していく、打倒していくという目標に向けて努力する」と決意を述べた。
報告事項では、増子輝彦幹事長が党拉致問題対策本部の設置と原口一博本部長の選任、党憲法調査会の役員構成を報告。足立信也政務調査会長が内閣提出法案や国会同意人事への態度、議員立法の検討状況などについて、平野博文国対委員長と那谷屋正義参院国対委員長が現在の国会の状況についてそれぞれ報告した。